少しずつ暖かくなってきて、服の袖の長さも少しずつ短くなってきましたね!
···あれれ?私の袖は短くならない。
なぜならひじの黒ずみが気になって仕方がないから!!
これまでずっとひじ、ひざ、脇の黒ずみを気にして、クリームを塗ったり、スクラブをしたり、黒ずみに効果があるという薬を使用しましたが、いまいち効果が感じられない。
そんな中、私が見つけたのが、「ニベア」と「バイオイル」と「重曹」が肘の黒ずみに効くという記事。
こんな身近なもので黒ずみを落とすことができるんですか!?
今回はそのうわさが本当かどうか、黒ずみの原因から調べて徹底検証していきます!
ニベア、バイオイル、重曹が肘の黒ずみに効果あるのか調べてみました!
肘の黒ずみ原因には2種類ある!対策も違います!
まずは黒ずみができる原因を知ることから始めてみましょう。
黒ずみができるメカニズムは大きく分けて2つあるのを知っていますか?
キーワードは「角質」と「メラニン」です。
黒ずみの原因その1「角質」の積み重なり
肌に刺激が与えられると、私たちの肌は「守らなきゃ!」と思い、肌の鎧「角質」をどんどん分厚く重ねていきます。
よく角質を落とす商品が販売されていますが、角質は私たちの肌を守ってくれているのに何が悪いのでしょうか?
一つ目の理由に角質は乾燥しやすい、ということがあります。乾燥すると、くすみが目立ちやすくなってしまいます。
もう一つの理由は、ターンオーバーの乱れです。
私たちの肌は一定の周期で古い角質がはがれて、新しいお肌が表面に出てきます。しかし角質が分厚くなってしまうとなかなか新しいお肌が出てこない!
そのため、黒い色素が沈着してしまうんですね。
黒ずみの原因その2「メラニン」の生成
ひじの黒くなってしまうのは、このメラニン色素がお肌に沈着してしまうことが原因です。
メラニンは、メラノサイトという場所で作られます。
このメラノサイト。刺激を受けると、肌を守ろうとしてメラニンをたくさん生み出してしまうんです。
「角質」も「メラニン」もお肌を守るために体が頑張ってくれている証なのですが、黒ずみが気になる私たちにとってはなんともありがた迷惑な話···。
肌への悪影響には、具体的に「摩擦」「刺激」「圧迫」「乾燥」の4つのタイプがあります。
タイプによってとるべき対処法も違うので、まずは皆さんがどのタイプの刺激を受けているのかチェックしてみましょう!
- ①頬杖をつくなど、ひじをつくことがよくある・・・C
- ②ひじをぶつけたりあざができたりすることが多い・・・B
- ③カミソリでひじを傷つけてしまう・・・B
- ④ひじ周辺の保湿をあまりしていない・・・D
- ⑤かたい素材やごわごわした素材の服をよく着る・・・A
- ⑥体をごしごし洗う・・・B
- ⑦日焼け対策をしていない・・・B
さて、どのアルファベットが多くあてはまりましたか?
A「摩擦」B「こすれ」C「圧迫」D「乾燥」です。
「え!こんなことで黒ずみができるの?」という設問もあったと思います。
ひじはとっても繊細なんですね~。
ニベア、バイオイル、重曹のひじの黒ずみへの効果、実際どれくらい?
原因が分かったところで、気になる「ニベア」「バイオイル」「重曹」がひじの黒ずみに効果があるという真相はいかに···!?
いろいろなサイトや口コミをリサーチして検討してみました!
「悪化を防ぐ」ニベアとバイオイル
タイトル通り、ニベアとバイオイル(Bioil)は黒ずみの悪化を防いでくれますが、現段階でできている黒ずみを消してくれるわけではありません。
汚れを数字で表してみると分かりやすいので、わたしなりに解説してみますね!
<ニベア/バイオイルを使用しない場合>
①現段階での黒ずみ汚れ 50
②積み重なる汚れ 50
③ターンオーバーでなくなる汚れ 30
50+50-30=70 黒ずみ汚れ 70
<ニベア/バイオイルを塗った場合>
①現段階での黒ずみ汚れ 50
②積み重なる汚れ 10 ←保湿することで刺激から肌を守るので減少!
③ターンオーバーでなくなる汚れ 30
50+10-30=30 黒ずみ汚れ30
このように、ニベアとバイオイルは刺激から肌を守ることで積み重なっていく黒ずみを少なくしてくれます。
もともとの黒ずみをきれいさっぱり消してくれるわけではありませんが、結果的に黒ずみは改善されていきます。
しかしターンオーバーを待って自然に黒ずみを消していくので、最低1か月~3か月は使わないと、効果が出ません。
ニベアとバイオイルの違い
まずニベアはクリーム状、バイオイルはオイル状です。
そのためバイオイルの方が肌の奥にまで浸透しやすいです。
次に成分です。
ニベアは、セレブが愛用する高級クリーム「ドゥ·ラ·メール」とほぼ同じ成分ということで以前かなり話題になりましたね。
調べてみると、7割くらい同じ成分が入っている。安いのが不思議なくらい···。
これらお成分で得られる最も大きな効果は「保湿力」です。
原因が乾燥にあった人にはぴったり!
もちろん他の原因が当てはまった人にも刺激から守ってくれるのでおすすめです。
一方、バイオイルの成分で特徴的なのが、ひまわり種子油や大豆油など、天然油からできていること。
天然だからこそ、とにかく肌にやさしい!
肌をよくしようと思って、それが刺激を与えていたら元も子もないですもんね。
バイオイルは刺激がとっても少ないのがいいところです。
▼▼こちらがバイオイルBIOIL。世界的なブランドです。【楽天】
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「やりすぎ注意!」重曹
ニベアやバイオイルのように保湿することで、黒ずみの積み重ねを防ぐ方法と異なり、現段階での黒ずみに対してアプローチするのが重曹を使った方法。
重曹はスクラブとして使用します。
重曹はとっても細かい粒子でできています。
重曹を水で溶いたものでくるくるとひじをケアすることで、角質が古い角質を落としてくれるのです。
古い角質が落ちることでターンオーバーが乱れにくくなり、新しい肌が表面に出やすくなります。
また、角質だけでなく汚れも落ちるので、黒ずみも改善されます。
ただしやりすぎ注意!
粒子で汚れを落としていくので、こすりすぎると、それがまた「刺激」となり、黒ずみの原因であるメラニンをたくさん生成することにつながります。
まとめ
ニベア、バイオイル、重曹が黒ずみに効くという噂を聞きつけて、
そもそも黒ずみはどうやってできるのか?
そして本当に3つの商品は効果があるのか?
を筆者の私なりに検証してみました。
これらの商品は黒ずみ以外にも、保湿や傷跡の改善、さらにはお掃除など様々な用途に使われているので、今回、黒ずみに関する口コミをみつけることができませんでした。
それだけ、これらの商品が黒ずみに効果があると言い切るには疑問符が残ります。
今回は原因を探ったうえでの検証でしたが、少しでも参考になれば嬉しいです!